映画・ドラマ

レ・ミゼラブルの世界|映画の素晴らしさとロンドンのミュージカルで涙

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映画『レ・ミゼラブル』を2012年の劇場公開時、吉祥寺オデヲンで観てから10年。初めてのミュージカルは本場ロンドンで観劇してきました。

『レ・ミゼラブル』はフランスのロマン主義の文豪であるヴィクトル=マリー・ユーゴがフランスからベルギーへ亡命している時(1862年)に完成させた作品です。

作品の詳細と、映画・舞台の感想をまとめました

ちょっとだけネタバレあるので、見たくない方はスルーしてくださいね。

あらすじ

ジャンヴァルジャンという1人の男が、家族のために1本のパンを盗み投獄され、19年を牢獄の中で過ごした後、仮釈放されてからの波乱の人生の物語。

周りを憎しみながら過ごした彼が善や愛を知り、大切なものを守るために過ごした日々を描くいているだけでなく、ユーゴ自身が経験したフランスの当時の時代背景を色濃く描いた物語です。

物語の舞台は18世紀から19世紀初頭のフランス。フランス革命からナポレオンの失脚後、自由を求める民衆による、市民革命などが起こっていた時期で、1832年の六月暴動が描かれている。

生きるために髪や歯、身体を売る時代。壮絶な時代背景をしっかり描いています。

フランス革命後の王座に反する民衆の暴動や革命は7月革命や2月革命など数々あり、国民が自由を掲げて異を唱えるというスタンスは、今もフランスに根付いているんだと思います。

ジャンヴァルジャンに「正しい人に」と燭台を渡した司教様の慈悲深さ、ジャンヴァルジャンの正義と愛、コゼットの純粋さ、ファンテーヌの娘への愛と人を疑わない素直さ、エポニーヌのマリウスへの一途な愛情、マリウスの優しさと強さ、ジャベールの心の奥底に秘めた正義への誓いなどそれぞれのキャラが濃いです。

映画の感想

ミュージカル映画として、役者陣が豪華でそれぞれの歌がとてつもなく素晴らしい!

アン・ハサウェイの役どころが最後まですごく重要な役割をしていて、さらに歌声に引き込まれて心持っていかれました。

スタッフ・キャスト

監督:トム・フーパー
ジャンヴァルジャン:ヒュー・ジャックマン
ジャベール:ラッセル・クロウ
ファンテーヌ:アン・ハサウェイ
コゼット:アマンダ・サイフリッド
マリウス:エディ・レッドメイン
エポニーヌ:サマンサ・バークス

「善・愛・憎」「正義と革命」を様々な角度から表現していて、全く飽きない。難しい作品ではあるけど、内容は歌でしっかり入ってきました!

エポニーヌ役のサマンサ・バークスが歌う《On My Own》 からはエポニーヌの切ない片想いの心情が伝わってきて、どうしようもなく胸が痛くなるし、歌の表現力がハンパない。

マリウスとコゼットが歌う《A Haert Full of Love》では、マリウスの心情が言葉として出てくる表現なんてもうカッコ良すぎて最高!愛おしい!でもそこでエポニーヌが出てくるのだけどこれまた切ない。。。涙

愛するマリウスの心の中にいるのはコゼットなのに、キューピット役に自らなったり、コゼットを助けようとする人として真っ直ぐな成長ぶりは、あの両親に育てられたとは思えない!周りのせいにしてはいけないというユーゴの思いなのかな?

劇中歌の後半にエポニーヌが歌う《Little Fall Of Rain》の「雨は花を育てる」という表現がとても美しくて印象的。最後の最後に悲しいけど幸せを感じることができたのかなと思うと、これまた涙ほろりです。

《The Death Of Gavroche》を歌うのはガヴローシェ役のダニエル・ハトルストーン。その歌声の真っ直ぐさがジーンと染みてきて、作品を盛り上げてくれる。そこからはじ始まる戦いへの流れも勢いがすごくてたまらない。

映画の最後の《Epilogue》(エピローグ)から《Do you hear the People sing》(民衆の歌)にかけてのジャンヴァルジャン・ファンテーヌ・コゼット・マリウスのシーンでもう号泣です。。。

何度見ても新しい気持ちが湧いて出てくるし、善と悪、愛と憎しみについて考えたり、自分の生まれている時代への感謝を改めて感じさせてくれる素晴らしい作品で私は大好きです。

GWに毎日観て、見るごとに号泣う度合いが増してます。

映画観たらめちゃくちゃサントラ聴きたくなります♪

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ミュージカルの感想

ロンドンにはミュージカル劇場がたくさん!レ・ミゼラブルは必ずいこうと思いっていた作品です。数日前の予約だったので、良席ではなく3階席からの観劇でしたが、歌の素晴らしさとそこまで大きいとは言えない劇場で表されたミュージカルは圧巻の一言!

一丸となって歌う「民衆の歌」には聞き惚れてしいました!スタンディングオベーションものです!

ミュージカル『レ・ミゼラブル』を観劇できるのはソンドハイム劇場。ロンドンに行くことがあればぜひ訪れてほしいですね!

ソンドハイム劇場HP
地図

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